紫陽花の季節

6月に入り鎌倉は紫陽花の季節に入りました。

住宅には様々な種類の紫陽花が咲き始め、寺社仏閣の紫陽花も準備万端で迎えてくれています。

路面店では店先に紫陽花を飾り「あじさい◯◯」とオリジナル商品を用意してお客様をお迎えしていますね。

そんな紫陽花…もともとは第二次世界大戦で悲しみにくれている人々の心を慰めるために明月院の住職の方が植え始めたのが起源だそうです。今でも明月院は「あじさい寺」としても有名です。

鎌倉の気候や風土が紫陽花の生育に適していて、その酸性の土壌は紫陽花をきれいなブルーにしてくれます。明月院の境内で咲いている青の紫陽花は「明月院ブルー」ともいわれているそうです。

それだけでなく、紫陽花は長い根を広く横に張る特性があり、鎌倉の土砂崩れを防ぎ土壌を安定させるのに役立ってきました。

また、土壌の具合や咲いている間に色が変わっていく紫陽花の特性から「うつり気」という花言葉もあるそうです。その花言葉もなんとも鎌倉らしい感じがしてしまいます。

きちんとしていても遊び心がある、真面目だけじゃなくて抜け感のある、ゆっくり時間が流れる鎌倉がなんとも鎌倉らしくて私は好きです。

鎌倉が賑わうこの季節、様々な種類の紫陽花を観たり、「あじさい◯◯」を味わいに、ぜひお出かけください!